青の衝撃

kyon

10/15、今治港開港100周年を記念したイベント「みなとフェスティバル100」で、ブルーインパルスの展示飛行がありました。

当然人も多いだろうし、朝の内に今治にたどり着き、駐車場を探し、歩いて会場まで行ってうーん、止めよう。とベッドでダラダラしてると、知り合いから「天気の都合で午後に延期された」という情報を聞き、まぁそれなら行ってみよかと夫婦で出発。

道中は予想通り、というか予想以上に混んでて玉川ダムから渋滞。後で聞いたらおんまくの時よりも多くの人手があったとか。

展示飛行開始ギリギリに到着。すぐに爆音を響かせながらブルーインパルスT-4の編隊が真上を通過。

スモークを出しながら通過してっただけで、もう夫婦揃って目キラキラ。

映像では見たことあっても、実物は初。

質量を伴って、しかも実際にパイロットが操縦してる機体が割とすぐそこを駆け抜けていくというのは、なんかもうそれだけで感動。ドローンが飛んでるのとは訳が違う。

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またその飛行技術の高さというのは当たり前だけどとんでもないもの。4tからの機体が時速数百キロで、僅か10mくらいの距離を保ったまま飛行し、タイミングを揃えて旋回。そんなもん、操縦桿のブレレベルで空中衝突ですわ。

なぜ航空自衛隊経験もないのにそんなことが分かるかって?みんながPS2に夢中になってる間、せがた三四郎の手引きによりブルーインパルスに入隊しておりました。

それが1999年に発売されたフライトシム「エアロダンシング」シリーズ。それの1作目はまさにブルーインパルスが主題。轟隊長に怒鳴られながらブルーインパルスの演目をこなし成長していくというもの。

これがとにかく難しいゲームで、全く補助もなく編隊飛行をこなさなければならない。例えば単純な編隊を組んだまま左旋回と言っても、左端にいれば高度を少し下げなければならないし、右端なら編隊の1番高いとこを飛ばなければならない。間にいる機体は、両側の機体の丁度真ん中を飛ばねばならず、ちょっとでもどっちかに寄ってしまうと「ボカーン!」と同僚を巻き込んで死亡事故。

そこにスモークがあったりバレルロールが入ったりまぁそりゃゲームとして人気は出んわな。元々コツコツと練習を繰り返して何かを上達していくというのが好きなので、性に合ってたんだろうな。

それをホントの命懸けで、ゲームなんかとは比べ物にならないキツい練習・訓練を乗り越えて演技飛行している隊員がいるのだ、と思うとそれだけで感動を覚えるワケです。

そういう人の努力をカンタンに「〜の天才!」とかって言っちゃうやつらは、努力の「ど」の字もやったことないんだろうな。

色々うまくいかないなぁと思ったり、すぐに人のせいにしちゃう人は、他人の才能を羨む前にちっとは自分で努力してみよう。

【愛媛松前スタジオ】

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