?01回目の…

hasegawa

まず最初に。

タイトルから浅野温子を連想したW浅野ファン、並びにリン・チーリンファンの皆さま…すいません。

この投稿、武田鉄矢とは一切関係ございませんし、タイトルもテキトーです。

陳謝します。

…古着ブームだそうで。
んなもん全然知らんかったというか、そういや最近セカスト人多いな〜ぐらいには感じておりましたが。
そもそも新品の服なんぞあまり買ったことがない、ハセガワです。

生まれが大阪寄りの奈良県なので、中学生の頃には専らアメ村で古着を買う。という文化圏で育ちました。
弊社は古着好きな方が少なく、ちょっと寂しい限り。

さて。

そこそこ服に興味がある男性なら恐らく一度は耳にしたことがある言葉…それはLEVI’S「501XX」なのでは?
当時モノ(100年前の品も!)のオリジナルはめちゃクソ高いです。
100万円以上するヤツもあります。
買えませんし要りません。
でもアメカジ男子にとってデニムはマストアイテムなので…

ちなみに今も「501」というモデルは新品で買えますよ!でもそれは「501XX」とは全っ然別物なんですね〜。
だからこそ未だに「501XX」は人気がありますし、レプリカデニムも沢山作られています。

ほな現在量販されているレギュラー品のLevi’s「501」LEVI’S「501XX」って、何が違うんでしょうか?

いま現在、一般的に売られているデニムパンツって量産品なんですよね。(当たり前か笑)
ハンパじゃない量を生産しているので、生地や縫製がちょっとヘボいのは否めない。
その点、501XX「XX」は「エクストラ・エクシード(最高品質)」って名前を与えられています。「XX」っちゅう名前は、最高品質という意味なんですね〜
「501XX」やそのレプリカデニムは、生産効率よりも、高品質であることを至上命題にしているというわけです。

具体的には、生地が良いです。
皆さんはデニムの「赤耳」ってご存知でしょうか?正式には「セルビッジ」や「セルビッチ」と呼ばれるもので、裾を折り返した時にアウトシームが紅白の帯状になっているものを指します。
これは旧式の力織機で生地を作る際、生地の端にほつれ止めのために施される仕上げです。
生地の両端。つまり、赤耳デニムは1枚の大きな生地から限られた量しか取れないわけです。
生産性は悪いですが、生地の片側しか裁断されていないということは、その分ほつれにくくて耐久性が上がるということです。
殆どの量産デニムは、両側が裁断された生地を縫製して作られていますからね。

色落ちに関しても。
最近のストレッチが入ってるデニム生地は、殆ど綺麗な色落ちはしないです。
何故かというとライトオンス(薄手)なうえに、綿とポリウレタンの混紡だからなんですね〜。
生地がしなやか過ぎるとシワが出来にくく、均一に擦れてしまうんで、ノッペリとした色落ちにしかならないんです。
501XXをはじめとするヴィンテージデニムの生地は、基本的にヘビーオンス(厚手)です。
生地が分厚いことで独特の皺やクセが出来、そこが擦れてメリハリのある色落ちの濃淡が生まれるんですね〜。

分厚いデニムって履き心地悪いんちゃうかな〜?って思うかもですが、その通り。
ただし、履き始めだけです。
半年も履けば、他のパンツは履けないくらい身体にフィットしてきます。
経年変化による色落ちも含めて、自分だけのデニムに仕上がっていくのが醍醐味ですね。

生地周りの話だけでこんだけ書いてしまった笑

他にも色々語れることは多いのですが、余りにも長くなるので割愛。気になる方は
LEVI’SLevi’s
・隠しリベット
・革パッチと紙パッチ
・ボタンフライとジッパーフライ
・スレーキ
・大戦モデル
・バックステッチ
・岡山デニム
この辺りのキーワードで検索するとデニムの知識が深まるかと。

…と、ここまでツラツラと書いてみましたが、実は僕はヴィンテージ品の501XXを(今はもう)持っていません。
僕が中学生の頃にお年玉を貯めて買ったXXは、66(調べてください笑)になる直前の最終型501XXでした。
当時は確か3〜4万円で買えましたが、今となっては信じられない値段です。
他にも66502BIG-Eなども愛用していました。
これらは10代後半に穿き込み過ぎて、リペアしてもどうにもならんくなりました笑
多分実家のどこかに眠っていると思います。

閑話休題。

ほな今あんた何履いてんの?ってはなしですが、復刻版(LVC)の501XXやレプリカブランドのXXタイプデニムを履いております。
レプリカかよ!ってなるかもしれませんが、日本ってレプリカデニムの超先進国なんですね〜
海外の有名なブランドのデニムも、生地は日本の岡山産だったりします。
ヴィンテージの501XXは日本で研究され尽くしていて、どうやったら当時の風合いが出るか?など、日夜新しいデニム生地が開発されています。
なので、レプリカでも良い色落ちするのでいいんです。

興味が無い方には何のこっちゃ?な話ですが、そもそもここまで読んでくれてる方は多少興味あるのかな?ということで…オススメのレプリカブランドを。
DENIME(オリゾンティ以降の親会社のはビミョーですね…)
FULLCOUNT(ジンバブエコットンの履き心地が最高)
Studio D’ARTISAN(生地やデザインの遊び心が凄い)
WAREHOUSE(オリジナルの再現度がヤバい)
ベタですが、レプリカデニム4大ブランド(独断)はどれも品質・色落ちがとても良いです。

次点で
Pherrows(良い感じのアレンジ)
BURGUS PLUS(スタンダードな造り)
FLAT HEAD(シルエットが良い)
児島ジーンズ(とにかくタフで安め)
DE-NA-LI(故郷の奈良発ブランドで履き心地最高)
あたりでしょうか。
レプリカブランドじゃないのも混ざってますが、高品質であるのは間違いない。

これからデニムを買う方…レプリカとはいえ1本3万円とかするものもあるので、慎重に選びましょう。
生地は岡山産でも、縫製がボロいブランドとかありますからね!
世界3大デニムブランド(Levi’sLeeWrangler)も、今は殆どテキトーなデニム作ってるので注意。

新品から履き込んで色落ちさせたデニムは格別です。
是非、リジッド(全く洗い加工されていない状態)から履くことにチャレンジしてみてください。
洗い過ぎはダメですよ〜

ほなまた!

ハセガワ

【愛媛松前スタジオ】

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