前回投稿したあと
「ゴーゴーカレーは松山にあったんじゃボケ!」
という暖かいご指摘を複数いただきました。
ありがとうございます。
でもこれは僕が愛媛に来る前に撤退したゴーゴーカレーが悪い。
つまり僕は悪くない。
再上陸すれば良い。そうすれば良い。
なぜなら久々にゴーゴーカレーが食べたいから。
うっすいカツが乗ってるあのカレーが食べたいのだから…
はい。
昔、ドラクエで呪われたアイテムを装備したときに鳴る音が怖かった。
冒険の書が消えた時に鳴るのと同じ、あの音。
不幸にも聴いたことがある人。アレほんまに悪意感じますよね〜?
緊急地震速報のアラートに通ずる、本能的に避けたい音やと思います。
そもそもドラクエの呪いとは?
装備品としては性能が高かったりする。
でもめっちゃマイナスな効果が付いてる。
デバフ効果は様々で…仲間を攻撃しちゃったり、戦闘中に動けなくなったり、混乱したりでもう散々。
だったらすぐ外せばええやん!っていう話なんやが、そこはゲーム。教会で高いお金を払わないと外せない。(シャナク?知りませんねぇ…)
世界を救おうと頑張ってる勇者にすら、高額なお布施を求める教会。こわい。
さて。
皆さんはご存知ないかもしれませんが、実は現実世界にも呪われたアイテムが存在するんです。しかも、ちゃんと装備から外せない。
ほんまですよ?
「前からおかしかったけど、いよいよか…orz」(松山市:Nさん)
「会社のブログに変なこと書くな。今期ボーナス30円。」(伊予市:Tさん)
「ラーメンばっかり食うな。」(大洲市:Rさん)
などなど、各方面から非難の声が聞こえてきそうですが…コレ、マジなんです。
閑話休題。
大学時代後期から写真撮影にハマり、当時は休日になるとカメラを持ち歩いて出かけたものです。でも最近はその機会が極端に減りました。
そもそも普段使いできるようなカメラは全て処分してしまったのですが、日常的にEOS-1D Xを持ち出すわけにもいかず。アレ重いんよね。
けど、写真は普段から撮らないとどんどん下手になっていきますね。こりゃいかん。
なので、そろそろ気軽に連れて出かけられるカメラを買い直そうかな?と思います。
趣味としてならフィルムカメラが好きで、昔はCanon EOS-1V HSやMamiya RZ67にポジフィルムのASTIAを詰めて愛用していました。お金無いのに。
今でも僅か数本だけブローニーのASTIA Fが手元にあるけど、勿体なくて使えない。(めっちゃ期限も切れてるし…)
35mmのカラーネガならKodakのULTRAMAX400が20本くらいは残っているけど、こいつは青色が独特過ぎて普段使いには全く向いてない。(今でも買えるフィルムですが)
現像出したら高いし、そもそも信頼して現像出せるようなラボが愛媛に現存してるのかもよ〜知らん笑
というわけで、今日びフィルムカメラをメインで使うのは現実的ではないな、と。
当時は、ASTIAの肌色や淡い感じの色味が好きでした。
なので本家のFUJIが自社ミラーレス一眼のために、ASTIAのフィルムシミュレーターを作ってくれたのはほんまに有り難いです。
というわけで、買うならきっとFUJIのカメラにします。
最新の高画素カメラは…特に必要ないです。
仕事で使うEOSは「カメラ!」って感じですが、FUJIのXシリーズは「写真機。」という佇まいなのも、趣味の機材とするには良い感じですね。
さて本題。
カメラだけでは写真、撮れません。
SDカード?んなもんSanDiskのクラス高いヤツ挿しとけば良いんですよ。
そう。
レンズが無いと写真撮れないですよね?
ハマるとカメラ本体より、余程お金がかかってしまう…それがレンズ沼。
僕もこれまで色んなレンズを買ってきました。
でも仕事で使うレンズは別として、手元に残しておきたくなるレンズってごく僅かですね。
僕の手元にも数本だけ、良い感じのレンズが残っています。
特に気に入っているのは、
①Canon EF28-70mm F2.8L USM
②CONTAX Carl Zeiss Planar 85mm F1.4 AEG T*
③Asahi Pentax Super Takumar 50mm F1.4
この3本です。
①…昔はみんな持ってたけど、もうオールドレンズに片足突っ込んでますね。古い!
今ではもう作れない、鉛ガラスを使ったレンズです。
ほぼ全ての面において現行の24-70mmレンズに劣りますが、なんだか色が凄く良いように思います。気のせいじゃないレベルで。
メーカーサポートが終わってるので、故障しないことをずっと祈ってます笑
➁…カメラ好きには云わずと知れた銘玉。
f2〜4までの絞り羽根の形&光芒は全然気に食わないですが、開放で中望遠のポートレート撮るならコレ一本!
作られた時代を考慮すると、今でも通用する性能なのは凄い。
特に呪われているとは思いませんが、ずっと手放せないレンズです。
③…コレこそが呪われたレンズ。
カメラ好きでも、型番だけではピンと来ないかも。でも「アトムレンズ」という名前なら聞いたことがあるのでは?
いや別に手塚治虫は関係無いんです。
何がアトムかというと、半永久的に放射線を放出し続けているからです。(呪いっぽくなってきたでしょ?)
今ほど光学機器が発達していなかったその昔。レンズの光学性能を上げるためには、設計の工夫よりも素材でどうにかしよう!危険性?知らんっ!というのがメーカー側の判断だったようで。
簡単にレンズの透明度や屈折率を良くできるのが、放射性物質のトリウムを使用したガラスだったそうです。
トリウムレンズというと危険そうなイメージがありますが、致命的な放射線量を放出してるわけではありません。
それでも自然界にバックグラウンドとして存在する量の100倍程度ある放射線を、半永久的に放出し続ける。と聞けば、ちょっと警戒してしまいますよね?多少なりとも人体に影響はあるんでしょうか。
レンズのリアキャップを外す時は、正直ちょっとだけドキドキします笑
アトムレンズは放置しておくと、レンズが黄変していきます。
─おわかりいただけただろうか…?─(分かりにくいな)
そう。勝手に髪が伸びる、呪いの日本人形みたいなもんです。
数日間日光の下に置いておくと、また透明に戻るんですけどね。(それも怖いって笑)
でも僕はその黄変した色味で撮れる写真が好きなので、日光にさらしたりはしません。
ホワイトバランスもオートにしちゃうとカメラ側で上手いこと調整しちゃうので、マニュアルオンリーです。
このレンズの良さを説明するのは少々難しいです。
強いて言語化するなら「何を撮ってもノスタルジックに写る」でしょうか?
幼い頃の記憶みたいな写りかたをするんです。何じゃそりゃ笑
前述の黄変もノスタルジックな写りに一役買ってはいるのですが、レンズ中央部のクリアさに対して、周辺部の甘さがあまりにも強く、グルグルという感じのボケ味がこのレンズの特徴を生み出す最大の要因かも。
解像感もレンズ設計も、最新の物と比べたら冗談みたいなものです。
でも、このレンズでしか撮れない味があって、僕は絶対に手放せない。
呪われているのがわかっていてもです。
余談ですが、このレンズのヘリコイドの感触は、もの凄く気持ち良いです。
その昔。このレンズを購入した頃の、とある休日。
あまりにもヘリコイドを回す感触が滑らかで気持ちよくて、お昼前から弄りはじめ、気がつくと日が暮れていたことがあります。(実話)
そんなところも呪いのレンズっぽくて良いですよね。…良いのか?笑
今はグリスが抜けて、昔ほど回し心地良くないですが。
興味がある方。
寿命が(多分ちょびっとだけ)削れても良いなら、是非アトムレンズを購入して使ってみてください。本当に独特で面白い描写をするレンズです。
作例は載せません。
撮った時のお楽しみということで。
万が一、既にアトムレンズを持っている方がいたら…あなたは間違いなく変態であり、僕のソウルメイト(って何?)です。
呪いとか気にせず、一緒に写真撮りに行きましょう!
さてさて、久々に写真にハマりそうな予感…みたいなことを、高知の出張先のホテルから。
ほなまた!
ハセガワ