タイタニックを観たことがない。
「メジャーな映画観ない僕カッコいい…」みたいに大学2年生が罹りそうな病気では全くなく、とにかくこれまで観る機会が無かった。てかそもそも恋愛モノの映画を観ない。
単発のヒット作ならまだ良い。
長期に渡って続いているシリーズモノは、基本的に完結してから全て観たい。
スターウォーズはエピソード1〜6で完結したと思ってBlu-rayBOXを買った…がほどなくして続編が制作されたので未だ未開封。ハリーポッターそろそろ観るかと思った矢先にファンタスティック・ビースト公開されて終了。なので普段は、確実に続編が作られなさそうなクソ映画ばかりをよく観ている。
大学時代はなかなか忙しかったりビンボーだったりで、その年代の映画もあまり観ていない。
つまり、2000年代前半の映画は観ていない作品が多い。
以下、そんなビミョーに古い時代の映画をネタバレ普通にアリで紹介していきたいと思います。
マジでネタバレします。駄文です。
観る価値あるかどうかだけ最後に判定します。
「アイランド」2005年(アメリカ)
監督:マイケル・ベイ
主演:ユアン・マクレガー
トレインスポッティングどストライク世代なので…カラオケでBorn slippy入れて白い目で見られたりするのも平気な僕としては、ユアン・マクレガー主演の作品に心惹かれるものがある。
でも前述の通り、スターウォーズは観てないわけだが。
マイケル・ベイが監督な時点で、緻密に練り込まれたシナリオなどに期待できないのは明白。
恐らくドッカンドッカン派手にアクションシーンが続いて終わるのではないか?と想像してたら、まさにその通り。
で、「アイランド」の舞台は近未来。
なにやら清潔な空間で管理されて生活する主人公たち。
何不自由なく暮らしてはいるが、単調な生活が嫌になりつつある主人公。
男女は隔離されて生活していて、接触禁止。
その割には男女結構親しげに会話してる。
隔離したい割には、男女で利用できるディスコ的な施設があったりと意味不明。どないやねん。
ここの住民は毎日のように抽選で選ばれる「アイランド」という楽園行きを夢見て、単純作業の仕事を繰り返す。
ひょんなことから主人公は「アイランド」行きの実態を知ってしまう。
主人公達は、とある目的のために製造されたクローン人間。それに気づいてしまった主人公とヒロイン。
中盤からはとにかく追手から逃げまくる。
どうやらクローンに生まれると運のステータスがカンストするらしく、とにかく主人公もヒロインも運だけで生き残っているとしか思えないほど怪我しない。常人ならとっくに死んでる。
あと中盤から急にアクションシーンばかりになるため、内容が薄い。
そうこうしてたら主人公がもう一人出てきたり、ラスボス的な人とバトって終了。
エンディングで悪役が何故かいいヤツみたいな扱いになってたけど、途中めちゃくちゃ人殺しまくってたのですがそれは。
後半はマジでストーリーもクソもない。
「クローンは元になった人間の記憶が多少残ってる」みたいな設定、どこいった?
元になった人間との対決シーンはあるけど、あそこは機転効かせただけで記憶は関係無し。
特に消化されず終了。
んーでもクローンの人権を題材にしたのは、当時としては先見性あるかも。
けど特にメッセージ性が強い映画とは感じなかった。どちらかといえば、純・娯楽作品。
なんとなく「クローン技術が話題やから題材にしとくか」みたいな雰囲気で企画されたのではないかと。
主人公たち、生き残るためには手段を選ばないところがあり…無関係な人々が結構死ぬ。
「どんな命も他の命を犠牲にして成り立っている」みたいなメッセージが込められているのかもしれない。いやそんな深さは感じられなかった。
ハッピーエンドっぽく終わる映画なだけに、なんかそのあたりモヤモヤするな。
そういやなんで悪の親玉みたいな人って最後に生身で戦って勝負つけたがるんだろうか?
シャアもそうやったな笑
常識的に考えて数兆円規模の製薬会社の役員クラスが自ら出向いて素手でケンカするとか考えられないのだが。
お約束的な笑いどころなのかもしれん。
この映画の見どころ…とにかく全盛期のスカーレットヨハンソンがハチャメチャにかわいい。それに尽きる。
スカーレット観てたら映画終わってた。
お姉さん感あるからずっと歳上やと思ってたけど、自分より歳下とは…なんかショック。
観ても特に人生に何ら影響を与えることはない、無害な映画ですな。
派手なアクションが多く、そこそこは面白いので、週末めちゃくちゃ暇なら観ても良いかも。
判定:凡作
また次回!(嘘)
ほなまた!
ハセガワ