高画素=高画質?

hasegawa

スマホのカメラが1億画素を突破して久しいですね。

すごい時代やなぁ…といつも思います。

 

確か僕が10代の後半頃に、初めて携帯電話にカメラが搭載されました。

当時J-PHONEユーザーだった僕もご多分に漏れず、J-SH04(爆発的に売れた)を買ったことを覚えてます。

未だにオジサンたちは携帯で写真を撮る行為を「写メ撮る」という。

画像を送る行為を「写メ送る」という。

「写メ」が何を指す言葉かわかる若者もどんどん減ってきてるんやろなぁ。と、老人じみたことを感じてみたり…

 

当時のガラケーに搭載されていたカメラは約10万画素。

今の若い人からしたら、ケタ間違えてんじゃねぇの?ってほどの低画素。流石に画質は悪かった。

同じ時代のコンデジが約100万画素。こちらも今となっては…というスペック。

スマホのカメラですら高画素化が進むいま、わずか20年で100万画素から1億画素。

その数字の隔たりは僕たちに何をもたらしたでしょうか?

 

実際のところ、デジタルカメラの適正な画素数ってどんなもんなんでしょね。

一般的にアマチュアカメラマンが使用しているフルサイズセンサーまでの一眼カメラ、実はこれらは1億画素を超えてません。

一番画素数が高いモデルでも、およそ6千万画素。

スマホのカメラなら2億画素でもおかしくない時代にしては、おとなしいですよね?

なぜ1眼カメラが2億画素無いかというと、必要ないからです。

 

さきほどから僕は「画素数」が高いという表現を使っていますが「画質」が高いとは言っていません。

それは僕が思うに「画素数」は数値上のハッタリであって、必ずしも「画質」には繋がらないからです。

無論よく晴れた屋外でしっかりした三脚に据え、高級なレンズを使って低感度で風景写真を撮るなら、画素数はハッタリではありません。

でも僕たちが日常写真を撮るシチュエーションって、そんな状況が多いでしょうか?

 

デジタルカメラの画素数は、車の排気量によく似ていると思います。

もっと言えば「排気量」と「排出ガス」そして「燃費」の関係によく似ています。

排気量(画素数)が高いと、その分排出ガス(ノイズ)が増え、燃費(データ容量)も悪くなる。

アメリカの広くて長〜いハイウェイをぶっ飛ばすなら、デカい排気量の車が良いに決まってます。

でも狭い日本の街なかで足代わりに乗る車って、そんな不経済なものを選びます?

つまり殆どの方にとって、高画素なカメラは過剰性能であるといえます。

 

話を少し戻して、スマホにしたってそうです。

軽自動車のボディ(スマホ)に軽自動車の小さいエンジン(センサー)それを無理くりチューニングして500馬力まで出力(画素数)を上げても

…まぁ設計上めちゃくちゃ無茶しているのはおわかりいただけるかと思います。

なのでスマホに2億画素のカメラが載っていても、それはスペック上のハッタリだと思っていただいてほぼ間違いありません。

 

というわけで、仕事ではあまり画素数の高くないカメラを好んで使っています。

2000万画素あれば充分です。

6000万画素の写真だと、RAWファイル1枚あたり100MBをオーバーしてきます。

10枚で1GB。1万枚(それぐらいすぐいく)で1TB。とんでもないデータ量です。

それらを画像処理するとなると、パソコンのスペックがどれだけ高くても足りません。

ですので、必要に迫られる画質と扱いやすさを考慮すると、2000万画素あたりが非常に妥当になってきますね。

 

カメラメーカーも年々新しい高画素機をラインナップしないといけないのは、買い替え喚起のための大人の事情でしかなく…とはいえもちろん技術の進歩は必要なので。

趣味で風景写真を撮る方や、ファッション誌の表紙を撮るような方、建築写真家の方は是非高画素機を。

それ以外の大多数の方には低画素機をオススメします。

 

それより何より最近カメラが高い!

今年買ったEOS R6…10年頑張ってくれ。

 

ほなまた!

 

ハセガワ

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