麺類は硬めが好きです。
九州ラーメンなら最低でもバリカタ。
お店によってはハリガネでオーダー。
しかしながら、並々ならぬこだわりをお持ちのお店では、特に麺の硬さに注文はつけません。
今回紹介するお店は、硬さのオーダーができないお店。
いやでもそれが良い。
なんでもかんでも硬めが良いというわけではなく、適材適所。
柔らかめだからこそ美味しいお店もあるのです。
○年前までは関西出身・関西在住で35年ほど生きていました。
関西屈指のラーメン激戦区である京都市内に15年ほど住んでいたこともあり、ラーメンにはちょっとうるさい気がします。
大阪って意外と「ココ！」っていうラーメン屋さんが少ないイメージがあります。
常に新しいお店ができては人気がでて、しばらくしたら消えていく。
そんな風にスピード感の高い大阪にあって、長年人気を保ち続けているお店がいくつかあります。
「高井田系」と聞いて、正確にそのラーメンをイメージできる人が四国に何人いるでしょうか？
東大阪の玄関口、高井田。まぁまぁバイオレンスなエリア。(怒られるな笑)
そんなハードシティ高井田で生まれたラーメンは、スープが真っ黒。
そして麺が太い。太いといっても二郎系とかとはまた違うベクトルで、断面が丸い中華そば。
京都の新福菜館に近いといえばわかるかも？(いやわからんか笑)
関西では珍しい朝ラー文化も高井田系の特徴。
ここの美味しさは、上手く説明できない。
某グルメレビューサイトで2000件近い投稿があるのに平均点が3.75もある。と言えば少しは伝わるでしょうか？
麺はもっちりしていて、黒いスープをよく吸っています。でも全然醤油辛くはない。
意外と優しい味がして、初見の方は結構びっくりするのでは？
思いのほか、毎日食べられそうな味。
僕が通っていたころは「◯丈」(まるじょう)という名前で営業されていましたが、いつの間にか名前が変わっていた。
大阪の下町で愛されている味を是非食べてみてください。
長堀通りを西へ、大阪市の中心街からはちょっとはずれたエリアにあります。
昔は京橋あたりにあったそうですが、その時代は知らない笑
知らなきゃ通り過ぎてしまう店構えながら、関西のラーメン好きなら誰でも知っているお店です。
公式なオープン時間は11:00ですが、行列ができていれば10:30頃には開けてくれるのが嬉しい。
注文段階からこれほど迷うお店は珍しい。
普通のラーメン店なら軸となるスープの商品が1つあり、その派生メニューがあることが多いけど…このお店はどれもメイン級の美味さ。
中華そばはもちろん、つけそばや汁無しのメニューなど、どれを食べても1級の美味しさ。
麺の硬さはオーダーできませんが、間違いなく最高の状態で出してくれます。
どれも値段は高めですが、麺を啜ったときに出汁の良い香りが口に広がり、良い材料をふんだんに使っているのがよくわかるかと思います。
今回はスタンダードに中華そばを食べましたが、淡麗系醤油でこの上なく美味しかったです。
でも量がちょっと少ない…
昔はこんなに行列してなかったし、もっと安かった…けどそんなことを言ってもしょうがない。
今でもめちゃくちゃ美味しいお店でした。
「ラーメンたんろん」
今回の番外編的なお店。なんじゃその名前は笑(店主がブルース・リーのファンらしい)
地元では有名店ですが、他所なら知る人ぞ知るお店かと。
諸用で兵庫県の西宮まで行く機会があり、10年ぶりくらいに行ってみました。
近隣にある某大学の運動部系の学生で行列。
それもそのはず、ここの麺はめちゃくちゃボリュームがある。
このお店は、厳密には麺の硬さオーダーできます。(ラーメンなら)
ただ、ここで是非食べて欲しいのは油そばなんですね〜
油そばは麺が命！
最近よくあるような、強力粉ベースのワシワシ麺ではない。
それこそ上に挙げた丈六ラーメンのような、断面が丸くて太いモッチリ麺。
ニンニク(入れるかどうかは選べます)のパンチが効きまくったタレを混ぜて食べると激ウマですね〜！
かなり刺激的なお味ですが、特盛でも足りないと感じるぐらい、あっという間に完食。
実はラーメンも美味いので、次は…と思いつつ、ここに来たらやっぱり油そばを頼んでしまうんやろうな…
…という感じで今回は、カタ麺派の僕でも大好きなヤワ麺系のお店を紹介してみました。
どれも大阪・兵庫エリアのお店なのでなかなか行く機会はないかと思いますが、味は保証します！
関西へ旅行中にラーメンが食べたくなったら、是非お立ち寄りください〜
ほなまた！
ハセガワ