穴を掘るなら天を突く

hasegawa

前回スニーカーの話をしていたので、その続きっちゃ続きの話。
今年最後のブログだからか、そこそこ長い。(5500字)
例によって有益な情報は無いですね笑

昔から、興味がある分野の知識を徹底的に掘り下げまくってしまうクセがありまして…
・カメラ
・自転車
・登山
・バス釣り
などはその最たるもので、どれもある程度今も知識として話せるような趣味です。

買い物にもそんな傾向があって、大体年末にその年の余剰のお金で、大量に特定アイテムを買い込んでしまいます。
ここ5年間の傾向としては…
2019…釣具
2020…ブーツ
2021…古着
2022…カメラ
2023…スニーカー
この辺りがマイブームでした。
ご覧の通り、年によってガラッと変わります。
自分を年次改良しているような感覚ですね。

というわけで2023も、もう終わり。
今年買ったスニーカーについて、極めて私的かつ独断でレビューをしていきましょう。
買った順ダヨ★

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① NIKE WMNS AIR JORDAN 1 RETRO LOW OG


NIKEを代表するシグネチャモデルにして、今も続くAIR JORDANシリーズの初代であることは説明不要。2023最新はAJ38ですが、ジョーダン引退したのいつやねんっていうはなし。(ちなみに最後の試合で履いてたのはAJ18)
大昔は決して買えないほど高価なビンテージしかなかったが、いつの間にか復刻されまくって有り難みは薄れましたね。(DUNKもな!)
もちろん僕も何度も買っては履き潰して…を繰り返しているモデル。ソール弱すぎやせんか?とツッコみたいが、まあ良い。
今回はローカットを。
黒・赤・青の変則トリコロール配色が好きなので、僕的にはド真ん中の好みなカラー。
実はレディースにしか無いカラーで、無理やり女性用の最大サイズを履いてたりします笑
AJ1の復刻版はデザインがアレンジされまくっててワケワカランやつが多いですが、こいつのディテールはオリジナルのまんま…やと思う。多分きっと。そこが良い。
前回書いたように、僕の足にNIKEは全く合わない。けど履く。足痛い。けど履く。
NIKEはもうちょい幅広にならんものか。
あとほんまにエア入ってんのか?と疑わしいほどにソールがペラペラ。(一応入ってる)
NIKEのローテクスニーカーは、そういうとこある。ただ、見た目は良い。

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② NIKE SB ZOOM AIR FORCE 2


NIKEのAIR FORCE と言えばもう殆どの人にとってイコールでAF1だとは思うのですが、発売されてからの40年間。特に木型が変わった2007モデル以降は、老若男女問わず色んな方が履いているのを見かけますね。
僕としては人と靴がカブりたくないところではありまして…なのでまだAF1は買ったことないのですが、それだけ普遍性あるAF1は凄いです。
というわけ(?)で、僕はAF2 派なのです。
復刻版などまだ無かった大昔…10代後半の頃にAF2トリコロールカラーの超〜古いデッドストック(多分1987製)を愛用していたので、そこそこ思い入れのあるモデル。当時からかなり不人気だった笑
今年買ったこいつは…配色がマジでイカれてる。なんじゃこりゃ。誰ともカブらんよね。
異様に安く買えたのは、多分この色のおかげ。
でもそういう80〜90’sの狂った色彩感覚が嫌いではない。
どういう気分の時に履くべきなのかよ〜わからん色していますが、意外と色んな服に合うので重宝してます。
実はNIKE SBなのでシューレースの太さなど、ところどころスケボーシューズぽいアレンジが加えられているのもボリューム感があって良いですな。
そしてAJ1よりはAF2のほうがまだソールにエアの存在を感じる気がします(このAF2はズームエア)が、最新のハイテクスニーカーと比較するとおまじないレベル。なのでやはり足は痛い。
そもそも論にはなりますが、NIKEのエア自体がほんまに意味あるのか?という疑問(エア=圧縮ガス+ポリウレタンの袋=空洞=実はあまり効果無いのでは?)が拭いきれず…進化し続けてる新素材のミッドソールを採用した他社製スニーカーのほうが性能良いんじゃないか?という説は、僕の中で根強い笑
ただ、見た目は良い。

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③ new balance M992MC


Made in USA。
基本的に990の系譜はアメリカ製が多いのですが、その中でもやたらと米国製をアピってくるのが992。踵にめっちゃデカくUSAって書いてる。それ、どうなん?
その昔、スティーブ・ジョブズがAppleの発表会で履いていたのは991とか992だったはず。
とにかく990番台は型番がわかりにくい。
990995996997998999990v2991992993990v3990v4990v5920990v6の順番で発売されたらしいのですが、間に旧モデルの復刻版も入ってくるので何がなにやら。920なんてあるの?知らんかった…てかもはや920って990シリーズなん?なんで?型番がワケワカラン笑
new balanceの伝統色であるグレーならノームコア代表カラーという感じで大人しい印象ですが、僕のはマルチカラーなので、なかなかうるさいですね。レゴブロックみたいな配色がかわいい。と、勝手に思っています。
992は結構なチビロゴなのですが、「N」ロゴ下にあるつま先から続く切り替えのラインが太めに取られているので、デザインのバランスが良いような。
今回挙げるスニーカーの中でも、アッパーのデザインは992が1番好きです。
履き心地はとても良いですね。長時間歩いても疲れない。これは992が他の990シリーズと比べて、かなりミッドソールが分厚いことに起因しているのではないかと。
ニューバランスのハイテクモデルは総じて歩くための性能がめちゃくちゃ高いと感じます。
見た目も実用性もきわめて気に入っているスニーカーです。
(そして以下は全てニューバランスのハイテクモデルです笑)

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④ new balance M2002RWM


長年Danner Mountain Light 2という軽登山用ブーツを秋冬の普段履きとして愛用していたのですが、Vibramソールが完全に擦り減ってしまったので近年は履けず。
修理すれば良いのですが億劫で…ちょっと寂しかったところにコレを見つけてしまい、即購入。
ノーマルのM2002Rはバキバキのハイテクスニーカーなのですが、僕のは登山靴のような配色なのでローテクな雰囲気がありますね。
ノーマルではシューレースホールになっている部分が、トレッキングブーツと同じ金属フック仕様になっているのがお気に入りポイント。
ただ、ソールはランニングシューズみたいなタイプなので、リアル登山では全く役立たないと思います。
M2002Rはアジア製なので世間一般には990シリーズより格落ち感あるらしいのですが、僕は特に製造国がどうのこうの言うタイプではなく、壊れなければ何でも良い…まあ要するにコレもめっちゃ気に入ってます。
履き心地に関しては、際立って良いレベル。
もはやほぼ、足に衝撃を感じない。あえて欠点を挙げるとすれば、フワフワ過ぎて路面の状況はよくわからないかも。
横から見たときのミッドソールが有機的で異様なデザインなのも特徴ですね。掃除するのが大変そう。せんけど笑
他のモデルはアジア製になるとM→MLなどの型番になるのに、何故2002Rはアジア製でもM2002Rなのか…謎は深まる。
2002Rシリーズは現行品で入手性が高く、価格が安いモデルもあるので、ニューバランスの高性能モデルに興味がある人にオススメです。

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⑤ new balance M990F EG4


990v4のファイナルエディション。
個人的に、服も靴も差し色無しのモノトーン一辺倒は逃げのカラーだと思っている(個人的に!と強調しておきます)ので、なるべく色のついたアイテムを買うようにしています。
とはいえ仕事柄、カメラを持って撮影現場に行くのにカラフルな服装をしているのは、あまりにも意識が低い。
というわけで、常に何かしら黒系の服やら靴やらは買い足していくようにしています。
v4は、ハイテクとローテクのちょうど中庸くらいのデザインなのが良いですね。
靴全体のシルエットは非常にシャープで、昨今流行りのダッドスニーカーとは一線を画すデザイン。
配色も嫌なところがなく、段階的なグレー→黒が良い感じ。
991・992・993のようにアッパーが分厚めのモデルとは明確に違う方向性のデザインで、別種のかっこよさがあると思います。
ファイナルエディションはヌバックレザーのアッパーで高級感あります。
v4の履き心地の印象・絶対評価はまあ普通…なのですが、他の靴に履き替えて相対評価すると「v4って実はめっちゃ凄いかもな」と思えるような、ハイレベルな履き心地ではないかと。
全てのレベルが高いので、それが普通かと錯覚してしまいます。
さすが「1000点満点中990点」というコンセプトから990という型番になっただけはありますな。

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⑥ new balance M990 NG4


またかよ!って話ですが、僕的にv4はnew balanceの最高傑作じゃないのか?と思うところがありまして。前述したハイレベルな「普通」さこそが、このモデルの凄みだと思います。(以前から所有しているM1500も最高傑作レベルですが)
僕が1番好きな色は「青」なのですが、普段からデニムを穿くことが多いため、必然的に靴は青色を避けることが多いですね。
なので、デニムと合わせる時に頼りにしてるのが「緑」です。
しかしメンズの服、緑=殆どがカーキ等のミリタリーグリーンなんですよね。
実はミリタリーグリーンは好みド真ん中の色ではなく…もう少し鮮やかな緑色のアイテムをメンズで探すと、グッと数が減る。
かといってライムグリーンはカ◯サキのバイクオタクみたいになるので、色の加減が難しい。
今年は理想的な緑色のコートを買ったので、それに合わせるために購入。
このv4、状態が良い割には謎に安かった。多分、世間一般の認識としては不人気カラーなのだと思います。でもそんなの関係ねぇ。
踵に四つ葉のクローバーがワンポイントで入っててかわいいと思う。
こちらは化繊メッシュのアッパーで軽快な感じ。
履き心地はファイナルエディションと同様ですね。ソールが薄めのスニーカーの中では、かなり快適な部類かと思います。
僕が敬愛する坂本龍一も、生前はよくv4を履いていました。

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⑦ new balance M990 PL3


7足目購入ともなると、かなりイカれてるとしか思えないですが…年に1度そういう時期が来ます。ちなみに去年は1足も靴を買っていません。極端。
昔から、無理やり好みを拡げるために冒険する傾向がありまして。
1年半ほど前に車を乗り換えた時も、これまで乗ったことが無かった赤い車。乗ったことが無かったボディタイプのステーションワゴンを買いました。今ではとても気に入っています。
前述の通り青色が1番好きなので、どちらかというと赤色のアイテムはあまり持っていません…が、この年になって苦手な色があるのも癪なので、あえてこれまで買ったことが無い赤いスニーカーが欲しくなりました。
で、コレです。
どうせならとことん990シリーズ買ったろ。の精神で、v4よりもさらに先代のv3にしてみました。先代といっても、2021Xmas発売のヘリテージコレクションという復刻版。
写真だとわかりにくいですが、かなりピンクに近い鮮やかな赤です。ジッと見てると目が痛い。
いやしかしほんまによく出来たシリーズやな、と思います。v3の時点でかなり完璧な履き心地です。現行のv6とかは、もっと凄いんでしょうか?
このPL3はnew balanceでは珍しい「冬専用」のモデルです。
多くの場合、ニューバランスのアッパー素材は化繊のメッシュかパンチングされたスウェード(あるいはヌバック)であることが多いのですが、このモデルは3Mのシンサレートという断熱性の高い防寒素材を使用しています。なので実際ちょっと暖かい。ノーマルのv3より防水性も高いらしい。
990はシリーズ毎にソールも全然違うのですが、ミッドソールからアウトソールにかけてのデザインはv3が1番好きかもしれないです。
990v3とv4に共通しているのは、フワフワ系ではなくしっかりした履き心地のソールであるということ。この辺り、992や2002rとは設計思想が違うと感じます。両方に良さがあるよね。
いずれにせよ、990シリーズの履き心地にケチをつけるのは非常に難しいです。

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以上、今年の後半に買ったスニーカーの私的レビューでした。あまりにも私的過ぎて全く参考にならないと思います笑
僕としてはキズひとつ・汚れひとつ無いピカピカのスニーカーというのはむしろダサく、ガンガン実用してこその靴だと考えています。
また、加水分解などの寿命リスクを考えると、あまり高いスニーカーを買いたくはないですね。値段以上の働きをするとは到底思えないので。
なので今回買ったスニーカー達も、1番高いM992で1万ちょいと、スニーカーガチ勢からすればかわいいものです。
7足も買ってしまった(足は4本もない)ので、当分はローテーションして履きまくります。
もう買わない。とは言ってませんよ?

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番外編 new balance ML574 VGR classic


3年前に未使用品¥3000くらいで買って、何故か全く履いていなかったのがコレ。今見るとめっちゃ良い感じの色なので、どんどん使っていこうかと。
見た目はまぁ、ステレオタイプな「The・ニューバランス!」という風情。流行り廃りのない感じで、一足は持っておきたいデザインですね。
履き心地は…スニーカーに性能を求めるなら、まずこんな靴は履かん笑
それでもローテクスニーカーの中ではかなり履き心地良い方ですが。

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そうそう。
sacaiにあまり興味は無いのですが、新しいNIKE×sacaiのマグマスケープは非常に気になります。
16〜20歳までの間にフットスケープを3足履き潰したことがある僕として、このデザインは無視できないのですが…ハイカットかぁ。さっさとローカット出して欲しい。

というわけで、長々とスニーカーについて書いてみました。
2024はまた違うもの集めてしまうんやろなぁ…
それではみなさん、メリー・クリスマス&良いお年を&明けましておめでとうございます。

ほなまた!

ハセガワ

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